コミュニケーションの力で青森県の交通事故削減と運転マナーを向上させるプロジェクト

コンセプト

  1)PROLOGUE   目指すこと

青森スマートドライバーは、青森県の交通環境の現状を広く伝えるために ”気付きのきっかけ”を発信し、ドライバー同士のコミュニケーションを促進 することで県内の交通事故と運転マナーの向上を目指す”ソーシャルブランド” として2010年9月にキックオフしました。

  2)SMART ASPECT   事故を減らす3つのスマート視点

今までの交通安全キャンペーンといえば、規制を行って一方的に取り締まるだけのものがほとんどでした。

でも「事故を起こしたくない」ということは、全てのドライバーが考えているはずです。

だから、私たちはドライバーひとりひとりの思いや力を結集して、事故を減らしたいと考えています。

ドライバーの様々な知識をみんなで分け合う視点だめな運転を見つけて叱る方法からいい運転を見つけて褒める視点知られざる青森県のドライブコース等を発掘し、もっと楽しくしようとする視点

  3)SYMBOL MARK   ピンクのチェッカーフラッグが目印

私たちは、この活動のシンボルとしてピンクのチェッカーフラッグを作りました。

通常、チェッカーフラッグといえば、F1などで使われるゴールサインですが、私たち一般ドライバーにとってのゴールはスピードを競う事ではありません。

「安全に目的地に辿り着くこと」これが私たちにとってのゴールです。

そこで安心と安全を連想させ、優しさの象徴でもあるピンクを選びました。

  4)OUR PURPOSE   事故を減らす事はエコにもつながる

首都高では、年間12000件以上もの交通事故が発生(H18年度)しています。

その事故によって発生する渋滞距離は約25000kmと言われ、東京とニューヨークを往復する距離に匹敵します。これら交通事故の原因を調査したところ、渋滞中の強引な割り込みや脇見運転など、 ドライバーのちょっとした不注意による事故が 8割以上にものぼることがわかりました。

さらにある計算によると、 首都高で事故が1件減ると、2キロの事故渋滞と3トンのCO2排出が軽減できるという事がわかりました。

つまり、ドライバー同士がもっとコミュニケーションして、少しだけ他人を思いやる運転を心掛ければ、首都高の事故が減らせるだけでなく、エコにも貢献できるのです。

  5)OUR MIND   事故を減らす3つの意識

1)人を想う

大切な家族が家で待っています。 道を急ぐより、今すぐ声を聴くよりも、無事にそこに辿り着くことが本当のゴール。

歩行者にも優しい運転を。
横断歩道で止まることで、お互いが素敵な気持ちになる事を体験して下さい。

観光客の方にはおもてなしの心で。
「青森県は人も素敵な所だ」そんな風に思ってもらえる運転を心がけ、
また遊びに来てもらいましょう。

2)他車を想う

隣の車は競争相手ではありません。
悪い運転をけなすより、スマートな運転をたたえ合いましょう。

3)環境を想う

環境を意識した運転は交通事故も減らします。
ひとりひとりのドライブから、良い連鎖を生み出しましょう。